実印は印鑑のなかで最も重要な印鑑です。そのため、いざという時に備えてあらかじめ準備しておきたいものです。実印を間違いなく作成するためにも、実印についての知識を身につけておきましょう。 1) 実印としての登録が認められる印鑑 実印は不動産取引や遺産相続時など、大きな金額が動く時に必要な印鑑。住民登録のある地方自治体に登録した印鑑のみが実印として認められています。実印として登録できる印鑑は「印鑑条例」によって規定されています。「印鑑条例」は地方自治体ごとに定められていますが、登録できる印鑑・登録できない印鑑についてはどの地方自治体でも概ね同じ規定です。 実印として認められる印鑑 ・氏、名またはそのいずれか、氏名の一部を組み合わせたもの ・印鑑の大きさは、一辺の長さが8mm以上のもの、また一辺の長さ25mm未満のもの 実印として認められない印鑑 ・ゴムやプラスチックなど変形しやすい素材のもの ・