田中 彬寛(生物科学専攻 博士課程) 中野 智美(生物科学専攻 修士課程(研究当時)) 尾山 大明(東京大学医科学研究所 准教授) 柳澤 実穂(東京大学大学院総合文化研究科 准教授) 國枝 武和(生物科学専攻 准教授) 発表のポイント 乾燥耐性に関わるクマムシ固有のカーズ(CAHS)タンパク質が脱水様ストレスに応答して動物細胞内で可逆的に繊維構造を形成するとともに細胞を硬化させ、細胞のストレス耐性を向上させることを明らかにしました。 カーズ(CAHS)タンパク質が細胞内に柱のような構造を形成することで物理的安定性を高めて細胞の耐性に寄与するという新たな耐性メカニズムを提唱しました。 耐性の新規メカニズムを提唱する成果であり、同様のメカニズムによる新規耐性タンパク質の発見や改良、人工耐性分子の新規設計などに寄与することが期待されます。 発表概要 水は生命に必須の構成成分ですが、クマムシ(注1
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