アクセル付きでペダルをこがずに走ることができる「違法電動自転車」を販売したなどとして、大阪府警は28日、大阪市中央区の車両販売店経営者の男(32)と元従業員の男(42)を道路交通法(整備不良車両の運転の禁止)違反幇助(ほうじょ)容疑で書類送検したと発表した。府警によると、違法電動自転車をめぐり、同法を適用して販売した業者を摘発するのは全国で初めて。 交通指導課によると、2人は昨年秋ごろ、客2人に「警察がきたらペダルをこぐふりをすれば捕まらない」と助言したうえ、違法電動自転車を1台約3万円で販売。今年3〜4月、客2人が大阪・ミナミ周辺で違法に運転するのを助けた疑いが持たれている。