かつて筆者の後輩が、ある面白いことを“発見”した。彼いわく、 「先輩、大が出にくいときはウォシュレットをマックスにしてケツの○からガーーーーッ!と注ぎ込むんッスよ。これが何とも言えない感覚なんですが、次の瞬間、バーーーーーーッと一気なんッスよ!いやマジで!」 聞いた瞬間、久しぶりの大爆笑をしたのだったが、今思えば、彼こそソユーズの乗組員にふさわしい。ロシアのソユーズ宇宙船に乗り込む前には、浣腸して空っぽにしておく必要があるからだ。 ソユーズ宇宙船は打ち上げ後、国際宇宙ステーションに2日ほどで到着する。それまでの間、大便に関してはそもそももよおさないよう、腸を空っぽにしておくのである。しかもその浣腸が、イチジクナントカのようなちゃちなものではない。太いパイプを突っ込まれて、生理食塩水を1リットルほど強制注入されたあげく、便所に駆け込むという“荒行”なのだ。(笑) ここでは、宇宙飛行における用