ソニーは10日、同社が90年末までに生産したブラウン管カラーテレビの使用中止を呼びかけた。長期の使用で内部部品が劣化し、過剰発熱で発火する恐れがあるという。 同日現在、国内では昨年11月、過剰発熱による発火でテレビを置いていた出窓の棚が焦げた事例が1件あったほか、これまでにテレビ本体の損傷が3件あったという。また、海外ではテレビが損傷した事例3件が確認されているという。 対象機種は、68~90年末までに生産されたブラウン管カラーテレビ337機種で、国内出荷台数は約1328万台。ただ、発売から約20年が経過していることから、同社は残存台数は国内で約1万3000台と推定している。 問い合わせなどはソニーテレビ受付センター(電話0120・256・654)まで。