中国が東シナ海に設定した防空識別圏が韓国の防空識別圏とも一部が重なっている問題で、韓国の国防省は28日、中国側との間で行われた協議の中で識別圏の範囲を変更するよう求めましたが、中国側は拒否しました。 中国が東シナ海に設定した防空識別圏を巡って韓国では、自国の防空識別圏と一部が重なっているうえ、中国との間で管轄権を争っている暗礁が含まれていることから、反発と戸惑いが広がっています。こうしたなか、ソウルでは28日、韓国と中国の国防次官級の協議が行われました。 韓国国防省によりますと、この中で韓国のペク・スンジュ国防次官は「防空識別圏が重なっているにもかかわらず、事前の協議もなかったことはとても遺憾で認められない」と述べて、防空識別圏の範囲を変更するよう求めました。 これに対して中国人民解放軍の王冠中副総参謀長は、「韓国側の要求を受け入れない」と答え、拒否したということです。 また、ペク次官は王
【北京=五十嵐文】中国国防省の楊宇軍報道官は28日の記者会見で、中国が東シナ海に設定した防空識別圏の撤回を日本が求めたことについて、「まず日本が自国の防空識別圏を撤回するよう求める。そうすれば中国は44年後に(撤回を)考えてもいい」と述べた。 日本が1969年に防空識別圏を設定し、44年がたったことを引き合いに、日本の撤回要求に応じない方針を強調したものだ。 日本政府が国内航空各社に中国へ飛行計画を提出しないよう要請したことに関しては、「民間航空機の正常な飛行活動はいかなる影響も受けない」と述べ、飛行の安全を保証した。 一方、楊報道官は、日本の自衛隊機が28日に中国の防空識別圏内を飛行したことについて、「東シナ海の防空識別圏に進入する各国の航空機についてはすべて識別を行っており、関係する航空機の状況は全面的に掌握している」と語った。監視方法など具体的な対応については触れなかった。
韓国大統領府関係者は28日、週刊文春最新号が「今週のバカ」とのコラムで朴槿恵大統領を取り上げ「隣近所の悪口を言いふらす『おばさん外交』」をしているとやゆしたとして、「暴言は恥ずべきことで不名誉なことだ」などと不快感を示した。聯合ニュースが報じた。 28日付の韓国紙、東亜日報などが担当作家が書いた週刊文春のコラムの内容を報じた。従軍慰安婦問題などで日本の批判を続ける朴氏を「クレーマーおばさん」とからかい、「人から愛された経験が少ない」朴氏の気持ちを受け止める「大人の彼氏の出現が今求められているのではないか」と結んでいる。大統領府関係者はコラムについて「いちいち対応する価値がない」とも述べた。 週刊文春をめぐっては11月21日号に掲載された、安倍晋三首相が「韓国はただの愚かな国」と発言したとの記事に対し韓国で反発が広がり、日本外務省が韓国外務省に記事の内容は事実ではないと伝えていた。(共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く