2011年8月22日 田中 宇 8月19日、ミャンマーの反体制指導者アウンサン・スーチーが、同国軍事政権から招待されて初めて新首都ネピドーを訪れ、ティンセイン大統領と初めて会った(ミャンマー政府は05年に首都をヤンゴンからネピドーに移した。スーチーは旧首都のヤンゴンに住んでいる)。側近によると、スーチーは大統領官邸で大統領夫人や政権の要人らに歓迎された。古くからの友人を迎えるような、親しみのこもった歓迎を受けたという。政府がスーチーを招待した公式の理由は、ネピドーで行われる経済開発会議への出席だったが、実際には大統領との会談が最重要の行事だった。 (Aung San Suu Kyi meets Burma president) スーチーは昨年11月に釈放された後も、政府からヤンゴン市外へ政治遊説に出ることを禁じられてきた。だが今回、政権側はスーチーに政治遊説の再開を許し、スーチーは8月14