2018年に閉場した築地市場(東京都中央区)の跡地から、江戸時代の庭園「浴恩園(よくおんえん)」のものとみられる石積みなどの遺構が、東京都による発掘調査で見つかった。都は調査を続けているが、すでに跡地の再開発事業予定者がスタジアム整備などを計画。市民団体から「再開発を見直し、『天下の名園』とうたわれた庭園を復元してほしい」という声が出ている。(原田遼、三宅千智)
千葉市の幕張メッセやアメリカの同時多発テロ事件の現場の跡地に建設された高層ビルなどの設計を手がけ、建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した世界的な建築家、槇文彦さんが6月6日、老衰のため亡くなりました。95歳でした。 槇さんは1928年東京生まれで、東京大学工学部建築学科を卒業後、アメリカに渡ってハーバード大学大学院を修了し、1965年に日本に帰国して建築事務所を設立しました。 モダニズム建築や洗練された空間の創出が特徴で、千葉市の幕張メッセや東京・渋谷区の代官山ヒルサイドテラス、それに京都国立近代美術館など、多くの公共施設や商業施設の設計を手がけました。 また、海外でもアメリカの同時多発テロ事件が起きた現場の跡地に建設された「4ワールド・トレード・センター」の設計を手がけるなど活躍しました。 東京大学で教授を務め、海外でも講演を行うなど、長年、後進の育成にも力を入れました。
フランスでは、日本人建築家が高い人気を誇り、数々のコンペティションを勝ち取っている。だが、日本の大規模プロジェクトでは、彼らの活躍の幅は意外にも狭く、個人や海外からの発注に逃げ場を見つけているという。そのことに気づいた仏紙記者が、日本の建築事情を深掘りする。 日本は「建築の国」なのだろうか。最近のニュースからすると、そう言えそうだ。2024年3月、日本人建築家の山本理顕がこの分野の最高の賞であるプリツカー賞を受賞した。日本でこの栄誉ある賞を受賞したのは山本が9人目で、これによって日本は建築分野を率いる存在になった。世界中が口々に日本のスター建築家を称えている。 特にフランスでは、日本人建築家の人気は高く、権威あるコンペティションをいくつも勝ち取っていて、象徴的な建造物を多く生み出している。たとえば妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット、SANAAは「ルーヴル美術館ランス別館」(ついでに言え
建築家・山本理顕(りけん)。 建築に携わり、建築を学んだことがあれば、その名を知らない人は少ないだろう。 設計を手掛けた「横須賀美術館」や「埼玉県立大学」といった代表作はもちろん、建築家の地位向上や設計者選定の制度確立などのためには訴訟も辞さないほど徹底的に闘うことで知られる。 山本理顕の代表作の一つである埼玉県立大学(©山本理顕設計工場) そんな山本が名古屋で学校法人を相手に2年余りに渡る裁判を争い、未払いだった設計料約5400万円を取り戻す裁判で昨年10月に勝訴。事実上解任させられた学長職の地位を巡る裁判では昨年末に和解に至り、再び学長に復帰できる見通しとなった。 「大学教育の危機と、建築家の役割や職能性を考えたときに、問題提起せざるを得なかった」という山本は、裁判を通じて何を訴えようとしたのか。その顛末をまとめた。(文中敬称略) 名古屋の学校法人が新キャンパスの設計と学長就任を依頼
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
Mount Ida─イーデーの山(少年パリスはまだ羊飼いをしている)について 岡﨑 乾二郎 2022年6月、ファーレ立川(東京都立川市曙町)立川高島屋に設置されていた、岡﨑 乾二郎彫刻作品「Mount Ida─イーデーの⼭(少年パリスはまだ⽺飼いをしている)」が2023年2月に撤去されるという計画が作者(岡﨑 乾⼆郎)に知らされました。計画の詳細は不明のまま、作者への提示も延期されてきました。このサイトはその経緯を掲載していましたが、高島屋S.C.は2023年1月17日に「移設・撤去含まず作品保存の方向で計画を見直す」方向であることを広報しました。詳細はまだ提示されておらず不明の点もありますが、高島屋S.C.の今回の決断を尊重し、経緯の掲載を取りやめます。高島屋S.C.のご賢慮と、この期間に発信された多くの方の意見、議論に感謝いたします。 In June 2022, Okazaki Ken
著名な米国人建築家フランク・ロイド・ライトは、ペンシルベニア州の落水荘(らくすいそう)やニューヨークのグッゲンハイム美術館など、数々の象徴的な建物を設計したが、12歳の少年から手紙で依頼を受けて犬小屋を設計したこともある。 この少年、ジム・バーガー氏は、カリフォルニア州マリン郡サン・アンセルモで育った。マリン郡によると、バーガー氏の自宅は、バーガー氏の両親の依頼でライトが設計したという。そして1956年、当時12歳だったバーガー氏は、ライトに手紙を送り、当時飼っていたラブラドールレトリバーの「エディ」のための犬小屋の設計を依頼した。 バーガー氏はライトへの手紙に「簡単に建てられて、僕らの自宅に合う犬小屋を設計していただけたら幸いです」と書き、さらに「この犬小屋が欲しい理由は、主に冬に使いたいからです」と付け加えた。 バーガー氏は、エディの年齢について「実年齢は4歳で、人間の年齢に換算すると
自治体が進める公共施設の改修計画を巡り、新築時の設計者が著作権侵害を理由に裁判所へ工事禁止の仮処分を申し立てる騒動が起こった。申立人で建築家の大宇根弘司氏は、自治体への憤りを隠さない。 日経アーキテクチュアの取材に応じた大宇根弘司氏。国際版画美術館の改修を含む芹ケ谷公園再整備の基本設計を読み解いたが、「既存の美術館内部をわざわざ生活通路にする必然性があるとは思えない」と訴える(写真:池谷 和浩) 「改修案には驚いた。なぜこんな動線を採用したのか」。日経アーキテクチュアの取材に対し、日本建築家協会(JIA)元会長の大宇根弘司氏(大宇根建築設計事務所)はそう語気を強める。かつて設計を手掛けた施設の改修案について、所有者の東京都町田市を相手取り、2021年4月20日に東京地方裁判所立川支部へ工事禁止の仮処分を申し立てた。東京地裁はこの事案を本庁に移管、6月にも双方への審問手続きを実施する見通しだ
Japanese architect Tadao Ando has turned an old brick building in Chicago into an architecture-focused exhibition centre. Located within a four-storey building, completed in 1929 in the city's Lincoln Park neighbourhood, Wrightwood 659 is dedicated to exhibitions of architecture and socially engaged art. The former apartment building provides a shell for the 35,565-square-foot (3,304-square-metre)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く