前回 www.zero-position.com 縄文から弥生への移行期にあらわれたウッドサークル ウッドサークル(環状木柱列)(跡)は、今のところ、チカモリ遺跡(石川県金沢市)、真脇遺跡(石川県能登町)、桜町遺跡(富山県小矢部市)の3ケ所で見つかっている。 共通しているのは、日本海側、築造当時(海退期)には海の近くの集落、紀元前1000年以降の縄文後期・晩期の遺跡であること。 紀元前1000年というのは地域によって「弥生時代」の始まりとする時代で地域差がある。 なので「縄文時代から弥生時代への移行期」という方が全国的にはわかりやすい。 今回は石川県の二つの遺跡を見学して考えてみた。 ウッドサークルの様式 直径が60センチ以上のクリの巨木をタテに割って半円形にした10本を、平らな面を外側に向け、等間隔でサークル状に並べている。 クリの巨木は、三内丸山の高さ10メートルの巨大やぐらにも使われ
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