⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 トビーくんは探し物の途中、ポ村に現れた知り合いだという女性に出会います。覚えていないトビーくんは訝しみますが、女性が語るトビーくんの情報は正確なようでした。 「でも大きくなったね。うーん…2年前から身長は10センチ以上は伸びてるかな?当時は幼稚園生だったね」 「う!なぜそれを!いやいや、トビーが何歳かなんて、見ればなんとなく分かるもののはず…」 「きみは今もちっちゃいけど、もっとちいちゃくて。その時、丁度お昼でさ。トビーは、ママにご飯食べさせてもらってたよ」 「なんだそれ、うそをつくな。幼稚園生だったら、もうご飯くらい一人で食べれてたよ。やっぱりうそつきだ!」 「うそじゃないよ。トビーはね。その時ハンバーグを食べてたよ。デミグラスソースの。美味しそうにしてた。きみ、ハンバーグ好きでしょ?」