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ブックマーク / mess-y.com (33)

  • 壊れそうな赤ちゃん、プレミアムな母乳信仰。初めての出産育児はヤバい精神状態に/『れもん、うむもん!――そして、ママになる――』はるな檸檬さん【前編】 - wezzy|ウェジー

    2016.06.04 壊れそうな赤ちゃん、プレミアムな母乳信仰。初めての出産育児はヤバい精神状態に/『れもん、うむもん!――そして、ママになる――』はるな檸檬さん【前編】 宝塚オタクの日常を描いた人気漫画『ZUCCA×ZUCA』(講談社)の作者、はるな檸檬さんが、今年3月、自身の妊娠から出産をまとめたエッセイ漫画『れもん、うむもん!』(新潮社)を上梓した。 出産~子育てエッセイ漫画といえば、日々のドタバタや未知の出来事を笑えるタッチで描いたものが多い。はるなさんはかつて、同じ宮崎県出身の漫画家・東村アキコ氏のアシスタントをしていた時期があり、東村アキコ氏の『ママはテンパリスト』はそのジャンルの最高峰ともいえる。 『れもん、うむもん!』のプロローグによれば、担当編集Tさんから、はるなさんへの最初の依頼もテンパリストと同様、「子育て漫画」だったが、はるなさんは「どっちかっていうと出産経験が衝撃

    壊れそうな赤ちゃん、プレミアムな母乳信仰。初めての出産育児はヤバい精神状態に/『れもん、うむもん!――そして、ママになる――』はるな檸檬さん【前編】 - wezzy|ウェジー
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2016/06/06
    何か見覚えある名前と思ったら ZUCCA×ZUCA の人か
  • 撃てない国で「男らしさ」とは何かを模索する『アイアムアヒーロー』 - wezzy|ウェジー

    現在ヒット上映中の『アイアムアヒーロー』は、花沢健吾の人気漫画を原作に、『図書館戦争』の佐藤信介がメガホンをとり、脚を『図書館戦争』や現在放送中のドラマ『重版出来!』の野木亜紀子が手掛けています。 物語は、謎の感染症が蔓延し、ZQNといわれる人鬼が町にあふれかえってしまった日を舞台に繰り広げられます。漫画家のアシスタントをしていた35歳の鈴木英雄(大泉洋)は、ZQNから逃れるために偶然タクシーに乗り合わせた高校生の比呂美(有村架純)と出会います。標高の高い場所では感染しないというネット情報を頼りに、ふたりで富士山へ向かう途中、アウトレットモールでZQNと戦う集団と合流し、たまたまクレー射撃を趣味にしていた英雄がZQNに立ち向かうまでを描いています。 遵法意識の高い生真面目な主人公この映画、世界のファンタスティック映画祭で受賞を重ねていて、各地の観客にも受けたそうですが、英雄の行動に意

    撃てない国で「男らしさ」とは何かを模索する『アイアムアヒーロー』 - wezzy|ウェジー
  • 少女監禁事件をネタで消費する二次加害者たち 他者の痛みに蓋をする社会を浮き彫りにする『ルーム』と『スポットライト』 - wezzy|ウェジー

    (左:『ルーム』(C)Element Pictures/Room Productions Inc/Channel Four Television Corporation 2015)(右:『スポットライト』Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC) 映画『ルーム』の公開初日、私は急かされるような気持ちで映画館に足を運んだ。初日だというのに有楽町のその大きな映画館は観客もまばらだった。 『ルーム』は17歳の時に誘拐され犯人の自宅の納屋に7年間監禁されている女性ジョイと5歳の息子ジャックを主人公とした物語だ。ジャックは犯人から無理やりに強いられ続けた性行為の結果、身ごもった子である。彼女は犯人への憎しみを息子にぶつけることなく、慈しみ育てた。ジョイはわずか19歳で、6畳程度の小さな部屋でひとり出産し、隔離されたその空間の中で様々な工夫をこ

    少女監禁事件をネタで消費する二次加害者たち 他者の痛みに蓋をする社会を浮き彫りにする『ルーム』と『スポットライト』 - wezzy|ウェジー
  • 「女の子」を愚弄した秋元康を<断罪>する  『glee』が私たちに教えてくれたこと - messy|メッシー

    アメリカの人気テレビドラマ『glee』でひときわ印象的な場面がある。将来ブロードウェイ・スターになると公言し、glee部(合唱部)でも堂々リードボーカルをとるヒロイン・レイチェルが、純朴ハンサムジョック(体育会系)のフィンを巡って、学校一の美人でチアリーダーのクィンと争う場面だ。 クィンはレイチェルを「フィンのことは諦めなさい、あなた都会に出てスターになるんでしょ。あなたには才能があるじゃない、キャリアと男、二つを同時に得るなんてできないのよ。一つを手に入れたら片方は諦めなきゃいけないの」と説得しようとする。 このクィンを演じる女優が、HKT48の新曲『アインシュタインよりディアナ・アグロン』の中で歌われているダイアナ・アグロンである。 「アインシュタインよりディアナ・アグロン テストの点以上 瞳(め)の大きさが気になる どんなに勉強できても 愛されなきゃ意味がない スカートをひらひらとさ

    「女の子」を愚弄した秋元康を<断罪>する  『glee』が私たちに教えてくれたこと - messy|メッシー
  • アメリカに満ちた憎悪を描いた『ヘイトフル・エイト』における女性像 - wezzy|ウェジー

    サンキュータツオさんと、春日太一さんの『俺たちのBL論』(河出書房新社)を読んでいたら、「『BL』というのは、『第一次原作に男性同士の恋愛が描かれているもの』。『やおい』というのは、『第一次原作には描かれていないものの、キャラクター同士の恋愛関係を読み込む精神構造や創作活動』」だと説明されていました。 この部分を読んで、私がこれまでmessyで取り上げてきた作品にも、厳密にははっきりと分けることはできないのかもしれないけれど、「ジェンダーが意識的に描かれているもの」と、「意識的にはジェンダーが描かれていないけれど、その構造を読みとれるもの」の二通りがあるのではないかと思いました。 例えば以前取り上げた『ビリギャル』には、主題にジェンダーがあるわけではないけれど、女子に教育お金はかけなくてよい、それぞれの居場所で幸せになれればよいという窮屈さを個人的に感じました。ハン・トンヒョンさんとの対

    アメリカに満ちた憎悪を描いた『ヘイトフル・エイト』における女性像 - wezzy|ウェジー
  • 十二年やってみたけどいつまでも終わらないのが離婚処理です - messy|メッシー

    枡野浩一 神様がくれたインポ/第二十一回 十二年やってみたけどいつまでも終わらないのが離婚処理です 節分が終わりましたが恵方巻もべず、豆といっても毎日コーヒー豆しか見ていません。結婚していたころ家で飲酒中のとその友達に「コーヒーいりますか」と質問しては「酒飲んでるから。コーヒーはいらないよう」と笑われていたことを思いだしながら豆から淹れたコーヒーを飲んでいます。朝用として買っておいたバナナが少し熟し過ぎたので牛乳とゼラチンを加えてババロアをつくり、それも一緒にべています。当はゼラチンなしでもバナナに含まれるペクチンで固まるはずだったのですが、牛乳の量が多すぎたのかうまくいきませんでした。冷やし固めた器は結婚した後輩歌人の引き出物の丼。見映えは雑だけど味はまあまあです。砂糖をつかっていないわりに、けっこう甘みがある。 元が三人目の夫として選んだのは、彼女の飲み友達である漫画家の夫

    十二年やってみたけどいつまでも終わらないのが離婚処理です - messy|メッシー
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2016/02/17
    岡村ちゃんがもらい事故みたいな言及のされ方を
  • やっぱり「上流老人・曽野綾子」の暴言を許容してはいけない - wezzy|ウェジー

    サイトを読まれる方が日頃手にすることがないであろうオヤジ雑誌群が、いかに「男のプライド」を増長し続けているかを、その時々の記事から引っ張り出して定点観測していく連載。 これまでの連載回で、意外にも俎上に載せてこなかったのが曽野綾子の発言。彼女の暴論垂れ流しエッセイが、オヤジ雑誌のプライド保持に有効活用されて久しい。ネットを回遊している人ならば、彼女の乱暴な言葉を指摘する声に何度も接してきたことだろう。それでもまだオヤジ雑誌は「ここはやっぱり曽野先生に言ってもらおう」と申し出ることを止めない。 最新の素材は、「週刊ポスト」(2016年2月12日号/小学館)に寄せられた「高齢者は『適当な時に死ぬ義務』を忘れてしまっていませんか?」だ。このタイトルおよび記事内容に苛立った多くの読者が「アナタにそっくりそのままお返しするよ!」という声を投げていたが、気の利いた返し方だとは思えない。「高齢者は適

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  • 受験物語だけじゃない、地方家族のジェンダー観が垣間見られる『ビリギャル』 - wezzy|ウェジー

    今回取り上げる映画『ビリギャル』は、2015年の興行収入ランキングの16位に入るほどのヒット作品ですが、話題になったのは知っていても、馴染みがないという人も多い映画かもしれません。 原作の『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に現役合格した話』もヒットしましたが、タイトル通り、学年でビリのギャルが一年で偏差値を40上げて慶応大学に合格するという話で、映画公開後には、たくさんの人に見られたのと同時に、学年ビリとはいえ、主人公の通っていた学校が進学校であったこと、偏差値が悪かったのは国語だけだったこと、受かった学部の科目が英語と小論文だけだった、高額な塾に通うだけの財力があったなどとインターネット上で突っ込まれることもありました。 今回は、そんな論点も含め、また別の視点からもこの映画を見てみたいと思います。 ビリギャル家族はよくある地方の家族?この映画を見て私が気になったのは

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  • 「アイドルを消費する」日本に、『マッドマックス』が投下したもの 西森路代×ハン・トンヒョン - wezzy|ウェジー

    2015.08.29 「アイドルを消費する」日に、『マッドマックス』が投下したもの 西森路代×ハン・トンヒョン 2015年6月の公開以降、繰り返し上映期間が延期され、いまだ大好評上映中の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。作はアクション映画としてだけでなく、奴隷となった主人公のマックスと、「産む機械」として扱われている5人の女性たち(ワイブス)を解放するために立ち上がったフュリオサが、独裁者イモータン・ジョーから逃れるために、男女を越えて連帯しているという、フェミニズム的な視点からも高く評価されています。 一方、『マッドマックス』に対する評価は多様でもあります。例えばライターの西森路代さんは、作を「男性によるホモソーシャル」ではなく「男女によるホモソーシャル」のようだと考え、社会学者のハン・トンヒョンさんは「女性によるシスターフッド」ではなく「男女によるシスターフッド」であると感

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  • 男たちに蔓延する「Fw:症候群」とは? 黙殺される『問題のあるレストラン』から見えたもの - messy|メッシー

    2015.03.12 男たちに蔓延する「Fw:症候群」とは? 黙殺される『問題のあるレストラン』から見えたもの この作品が“テレビドラマ”になっていることの意味は重い 清田代表(以下、清田) 今回は、現在フジテレビで放送中のドラマ『問題のあるレストラン』を取り上げてみたいと思います。 佐藤広報(以下、佐藤) これは放送開始直後から大きな話題になった作品で、我々がここで語るのは若干“今さら感”も否めませんが……臆せず行ってみましょう。 清田 そうだね。まずは前提的な話になってしまうけど、これは主人公の田中たま子(真木よう子)が仲間たちと小さなレストランを始めるという物語で、その仲間たちがみんな個性的でおもしろい。 佐藤 シングルマザーの元主婦(三千院鏡子/臼田あさ美)、東大卒の意識高い系女子(新田結実/二階堂ふみ)、女装のパティシエ(几ハイジ/安田顕)、対人恐怖症の社長令嬢(雨木千佳/松岡茉

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  • 岡田斗司夫がハマった“全能感”という麻薬。セックスよりも強烈な「俺すげえ!」の快楽とは? - messy|メッシー

    2015.01.23 岡田斗司夫がハマった“全能感”という麻薬。セックスよりも強烈な「俺すげえ!」の快楽とは? 【今回のPick upニュース】 ■岡田斗司夫のキスプリクラ流出事件について 岡田斗司夫という鏡に映る“男のイヤ〜な部分” 清田代表(以下、清田) この一件、何だかすごいことになってきたね……。 佐藤広報(以下、佐藤) 元カノによる告発&キスプリクラ流出に端を発し、「ニセ写真」と弁明ツイート→ニコ生で釈明番組→愛人たちの性癖や名器具合まで明示したリスト発覚→「リストは僕の妄想で書きました」と謝罪→ついには入院と、ここ10日間くらいでどんどん燃え上がっていった。 清田 面白いをたくさん書いてる人だったんだけどね……。特に、朝日新聞の人生相談をまとめた『オタクの息子に悩んでます』(幻冬舎新書)なんかは、我々が恋愛相談に乗る際の参考にしている部分が多々ある。それだけに残念だなあという

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  • 自信と自己肯定が「マウンティング」を陽気に破壊する! - messy|メッシー

    Tシャツと巨乳 先日、女性の友人と連れ立って知人のライブを見に行ったところ、物販ブースにて、とても好みのイラストがプリントされているTシャツを発見した。友人も気に入った様子で、購入していたが、私は断念した。サイズが合わなかったからだ。 私は胸が93cmと大きいので、いわゆる男女兼用の市販のTシャツが似合わない。着ると、バストトップからすとんと垂直に布が落ち、ウエスト回りまで93cmの巨漢に見える、土管のごとくのシルエットが気に入らない。女性用のTシャツや素材によっては、アンダーバストから腰回りにかけてのラインがきれいに出るデザインもあるが、ライブ会場ではほとんどお目にかからない。 スレンダーな女性が大きめのTシャツを、ゆるっと、スポーティーに着こなすコーディネイトを見ると、可愛いな、お洒落だな、と思う反面、自分の身体に合わない事実を把握しているため、真似しようとは思わない。「だから、私は買

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  • 大阪二児置き去り死事件で考える「子育てに失敗した女」への罰 - wezzy|ウェジー

    『ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件』杉山春・著(2013年)ちくま新書 9月4日、ルポライターの杉山春さんの新刊『ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件』(筑摩書房)が刊行されました。2010年の夏、ネグレクトされたうえ、マンションの一室に置き去りにされた3歳のあおいちゃん(仮名)と1歳9カ月の環くん(仮名)の死を通して、幼児虐待や女性の貧困について分析しているルポタージュです。 書では母親である芽衣さん(仮名)や芽衣さんの父親、元夫とその家族に至るまで、ネグレクトされた幼児2人の周辺にいた様々な人たちについて取り上げられています。同時に、芽衣さんや周囲の人々の育った街や事件の起こった街、ならびに、日社会全体の変容にまで言及されており、この事件が日社会全体の歴史から見てどういう位置にあるのか、というマクロの視点でも、事件に対する分析がなされています。非常に読み応えのある一冊で、ぜひ女性

    大阪二児置き去り死事件で考える「子育てに失敗した女」への罰 - wezzy|ウェジー