藤岡氏は「多くの性暴力は、彼らにとっては自身の欲求を充足させるという目的に沿った、合目的的行動」だとしています。 その暴力が「性欲の捌け口」であれば、話は明確になります。しかし、やはりそう単純な話ではない。性暴力者の欲求とは、性暴力を成功させたことによる達成感や、優越感、支配の感覚であって、性的欲求ですらありません。最悪な表現になりますが、性暴力者にとっての性暴力は、自己実現の手段として用いられている、と言っても過言ではないかもしれません。だからこそ、性暴力を繰り返す加害者は、次はもっと上手くやろう、と犯罪を悪質化させていくのです。 父子関係の歪みという共通点 自己評価を高めるための手段として、他者を暴力によって性的に支配することが正当化されるという事態は(繰り返しになりますが)あまりに醜悪で、ひどすぎる冗談にもならないと思います。もっとも、こう思うのは、私自身が精神疾患も抱えておらず、普
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