世襲の国会議員が多すぎる! 日本政治の異常とリスク~なぜこんなに増えたのか? 世襲議員ばかりが担う政治から多彩な非世襲議員が活躍できる政治にどう転換するか 落合貴之 立憲民主党衆院議員 去る2月1日、衆議院予算委員会で私は世襲議員の問題を取り上げ、「我が国は世襲議員の割合が多すぎるのではないか」「世襲でない若者もやる気と能力があれば活躍できる政界を創る必要があるのではないか」と、岸田文雄総理に問いかけました。言うまでもありませんが、岸田総理自身が世襲議員です。 国会の晴れ舞台とも言える予算委員会でどうして世襲議員について取り上げたのか。結論を先に言えば、政界が世襲議員ばかりになったら、しばらく続くであろう日本、そして世界の歴史的な転換期に立ち向かえるような優秀な人材が、政治の世界に入らなくなく恐れがあるからです。 日本がいま抱える課題への対応や政治のあり方について、私はこれまで「論座」で幾
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