1974年。ファイターズは産声を上げた。 東京時代の低迷期や北海道への本拠地移転。 2度の日本一など苦楽を経て、2024年に誕生50周年を迎える。 「生みの親」である初代オーナーの大社義規氏は常々、こう繰り返していたという。 ファイトがあれば、何でもできる―。 チームを愛した背番号「100」が描いた軌跡。 これまでの歩みに敬意を払い、次の未来につなげていくシリーズが幕を開ける。 球団創設者の思い 長い日本プロ野球の歴史で唯一、野球殿堂入りを果たしたオーナーがいる。 大社義規氏。 一代で日本ハムグループの礎を築き上げ、プロ野球球団のオーナーになった。 何よりもチーム、野球を愛し、誰よりもファイターズのファンであり続けた。 モットーは「ファイトがあれば、何でもできる」 東京ドームから札幌ドームへの本拠地移転決断には、不退転の覚悟で臨んだ。 背番号「100」は、前身の東映フライヤーズ1962年優