「うしおととら」「からくりサーカス」などのヒット作で知られる旭川市出身の漫画家・藤田和日郎さん。藤田さんの人気作「黒博物館 ゴーストアンドレディ」が、今年5月から劇団四季の新作ミュージカルとして東京で上演されています。11月11日に千秋楽を迎えますが、独自の世界観が評判で、2025年の大阪、名古屋での長期公演も決まりました。「大事なわが子のような作品が、想像した以上の素晴らしい舞台となりうれしかった」と話す藤田さんに創作への思いや、漫画家への夢を抱いた旭川時代について聞きました。 ふじた・かずひろ 旭川市出身。旭川東高卒業後、日大法学部新聞学科卒。1988年、「少年サンデー増刊号」の「連絡船奇譚(きたん)」でデビュー。「週刊少年サンデー」に連載した「うしおととら」で1991年に第37回小学館漫画賞など。代表作は「からくりサーカス」「月光条例」のほか、「ゴーストアンドレディ」などから成る「黒