東芝は11月27日、米原発子会社ウエスチングハウス(WH)の減損処理などに関する説明会を開いた。東芝はWHでの減損処理や赤字の実態を、日経ビジネスが指摘するまで開示してこなかった。(スクープ 東芝、米原発赤字も隠蔽)。東京証券取引所から開示義務違反を指摘され、11月17日にようやく詳細な金額を開示した経緯がある。室町社長が減損問題について、公の場で説明するのはこれが初めてだ。 冒頭の発言は、「2012年度と13年度の減損当時、室町氏はどのような認識で、どんな判断を下したのか。今から振り返って、その判断は正しかったのか教えてほしい」という質問に対する回答だ。この回答によって、重大な問題が浮上する。 ウエスチングハウスの累積赤字は2.9億ドル 今回東芝は、2006年度から15年度上期までのWHの業績を開示。2012年度から2期連続でWH単体が営業赤字に陥っていたことを追認した。2012年度に約
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