日本の新聞のあるソウル特派員は、韓国の政府機関に関連報道資料を送ってほしいと問い合わせると、「通信社(聯合ニュース)にすべて出ているからそれを使って構わない。その内容が正しい」という言葉をしばしば聞くという。しかし、彼は「報道資料を下さい」と念を押して必ず入手するようにしているという。通信社を信用しないというより、1次情報を必ず確認する日本の文化があるためだという。 先日、日本の新聞の特派員と会った際、日本の放送局が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏の動向を追跡取材していることが話題になった。フジテレビは9-10月だけで二つのニュースを大きく報じた。金正日総書記の脳卒中説が広がった9月中旬に北京に姿を現した金正男氏をカメラでとらえ、「お父さんの健康はどうか」と尋ねた。10月末には金正日総書記を治療するフランスの脳神経外科専門医に会うためパリを訪れ