日本植物燃料株式会社 CEOの合田真さんは独特の経歴をお持ちです。京都大学を中退して入った災害情報配信会社を、当時の社長に勧められて買い取ったのが自らバイオ燃料事業を始めるきっかけでした。当時24〜25歳だったそう。「買ってくれ」と言われて、会社員の身で会社を買ってしまえるというのは、なかなかできることではないでしょう。 「自分の手でできることから始めたい」と思った合田さんは、やがてヤトロファという植物を栽培してバイオ燃料を作り始めます。しかし、それが「モザンビークにモバイル銀行を作る」ことにつながろうとは、合田さんご本人も予想していなかったようです。 今回は、バイオ燃料事業とモバイル銀行という一見関係なさそうに見える領域がどうしてつながったのか、合田さんがどんな目線で事業を進めていったのか、そしてモザンビークを選び、そこにモバイル銀行をつくることで合田さんがどのように世界を良くしようとし
