モザンビークの無電化地域深くに埋もれていた「預金へのニーズ」を発掘 バイオ燃料の原料となるヤトロファの種を植えてもらっているところ。 モザンビークはアフリカ大陸の東岸にあり、国土は南北に広がっています。1975年までポルトガルの植民地だっただけでなく、独立後も内戦が続き、発展は進んでおらず、特に農村部の電化率は1.7%しかありません。 合田さんがモザンビークと関わるようになったのは、2007年のこと。2012年から経産省の傘下組織NEDO(新エネルギー開発機構)から支援を受け、現地のエネルギー省と共同で「無電化農村部に明かりを届ける」という事業を始めました。 合田:6000人くらいの村人にヤトロファの苗木を育ててもらい、種を買い取って油を作ります。その油で発電機を回して電気をつくるんです。とはいえ、モザンビークの農村で発電してもみんなが電化製品を持っているわけではありません。そこで充電式の