子どもとゲームをめぐる悩み ――いつから?どうする? 2014年03月31日09:30 カテゴリコラム Tweet 「子どもがゲームばかりやりたがってもう嫌なんだけど、どうしてる……?」これ、小学生ではなく幼稚園児の母同士の話だ。ゲームに触れる年齢は、すごく、下がっている。 ■きっかけはお父さん?親の忙しさ? 母は用心していたのに、父が実に無邪気に、まだ幼い彼らにゲームを買い与えてえしまった……なんて事例は意外と多い。父たちの多くはテレビゲーム全盛期に小学生時代を送った男子であり、すでに自分用のゲーム機を持っているケースもあるだろう。 WiiやDS、プレステなど、いわゆるゲーム専用機ではなくても、スマートフォンやタブレット端末も含めたら、ゲームに出会う年齢は、幼稚園どころかきっともっと下がる。 我が家にゲーム機はまだ無いけれど、うちのiPadには、7才の息子のお気に入りゲームがいくつも入っ
「できる母」の姿は見たくない ~育児の理想に母は弱い~ 2014年02月14日12:30 カテゴリコラム Tweet マクドナルドで息子とふたりで昼食。 私の正面前方のカウンター席に並んで座った大学生くらいの男女の会話がなんとなく聞こえて来る。 ■間接的な指摘 ―― ダメ出し1 男子学生が言う。 「へぇー新鮮。あんな小さい子でもマック食べるんだね、親子で。おれ食べたことなかったもん」。 ん……? 妙にひっかかる。 ―― ≪そうですね、確かにここは天下のファストフード店ですね。体に悪いっていいますよね。いや、でもっぱり来ますって。何事も頻度の問題かなぁと思うわけで、ゼロにすることもないかなぁと。しかもあの、今日は朝からけっこう遠い特別な公園に来ていてですね、ものすごく寒いわけなのです。真冬の公園でおにぎり食べる元気が本日の私にはありません。午後もこの子に付き合うのかと思うとちょっと30分くら
「ちょうどいい」は難しい ~子ども向けイベントと遊び施設~ 2014年01月24日09:30 カテゴリコラム遊び Tweet ずっと気になっていた子ども向けの商業施設に出かけた。息子は大喜び。体を使う遊びも、手先を使う遊びも、今の彼にはぴったりで無理なく楽しめ、一日たっぷり遊んだ。一緒に行った私もなんだか妙にうれしくて、とても楽しい日になった。 こんなふうに、子ども向けの遊び施設やイベントで、「ちょうどいい」と感じられるのは、じつはむしろ珍しい。あぁ、今まで何度不発を繰り返してきたことか……。 ■「早すぎる」場合 息子が2歳の頃、たまたま券をもらったので、大きなホールの子ども向けコンサートに行ってみた。クラシック系アンサンブルで、もちろん子どもに合わせた選曲なのだけれど、ホールコンサートのルールは守りましょうね、というコンセプト。 前半は楽しめたものの、案の定、後半は怪しくなってきたので、
わが子に“イラッ!”としない方法 ~「怒りスイッチ」はなぜ入るのか?~ 2013年06月04日09:30 カテゴリコラム Tweet 「トイレ行かないってさっき言ったじゃない! だから言ったでしょ! 絶対こうなると思ってたから言ったのに! なんでよっ」 スイッチが入った。怒っている。これはもう完全に感情的だ。 トイレを借りたレンタルDVD屋の店員さんにも聞こえているかもなぁ……、ダメな親だと思われてるだろうなぁ~、そこまで怒るようなことじゃないよねぇー、と頭の中は冷静だけれど、止まらない。 ■きっかけはささいなこと 出かける前に確認したのに「おしっこ出ない」と頑なに言い張って、その10分後、店でトイレを借りることになった……ただ、それだけのことだ。 しかし、息子がまだ「全部脱いで」「座って」でないとトイレができない頃。その店のあまりきれいとは言えないトイレの狭いスペースで、幼児のズボンとパ
社会で育てるということ ~学童保育のある夏休み~ 2013年08月20日09:30 カテゴリコラム Tweet 夏休みになると、幼稚園児の母たちは「毎日しんどいねー」が挨拶代わりになる。子どもが朝から晩まで家にいることが、結構「しんどい」。普段、日中の半分くらい子どもが幼稚園に行っているだけで、親はものすごく助かるのだ。 そんな感覚から一転、私はこの夏、初めて違う経験をしている。息子が小学生になって4月から学童クラブ(=学童保育所、以下「学童」)に入ったからだ。区の学童では、保護者が仕事をしている小学生(1~3年生)を放課後保育してくれる。夏休みは弁当持参で、朝から夕方までみてもらえる。 本当に助かる! 保育園から学童に移行すると、保育園より保育時間が短い点をどうクリアするか、という問題、いわゆる「小1の壁」にぶつかるそうだ。 私の場合、学童では少数派の幼稚園上がり。育児7年目にして遅まき
ぐずる子ども、放っておくしかないときもある 2013年09月03日09:30 カテゴリコラム Tweet 夏休みのデパート、売り場中に響き渡る幼児の泣き声がする。通りがかった2人組の女性が、心配して声をかけた。 「ママは? 見つからないの?」 ……確かにこの瞬間だけ見たら、迷子だ。 そこへ、「すみませんっ」と戻って来たお母さん。近くで立ち話していたらしく、慣れた様子で「眠くてもうぐずぐずで……」。 声をかけた2人組はちょっと解せない表情。「泣く子を放ったままおしゃべり?」「なんですぐ対処しないんだ?」そうだよなぁ、そう思うよなぁ。 人の多い売り場のど真ん中で、という点は賛成できない。でも、ぐずる幼児。こんな風にあきらめて放っておくしかないことが、実際には多い。 子どもはよく泣き、よくぐずる 私も息子にはよく、激しくぐずられた。だっこ紐の中でエビ反りしながら、ベビーカーの中で身をよじり落ちそ
妻の不機嫌ループ ~困惑する夫たちに捧ぐ~ 2013年08月01日13:00 カテゴリコラム Tweet マクドナルドで昼食を終えて、和やかに過ごすママと小さな女の子。しばらくして、お父さんが現れた。突然、お母さんの声色が変わる。 「ねぇ、どうしてメールをしてからこんなに時間がかかるの?」 ……もはやさっきまでの優しいママと同一人物とは思えない。諦め顔でやり過ごすお父さん。 夫の前では急に不機嫌になる。子どもとふたりの時は「感じのいい母」でいられるのに。何だろう、あの現象は。正直に言えば私も身に覚えがある……。 ■出産前はこうじゃなかったんだけど…… 子どもが生まれる前、二人きりの時はこんなことなかったんだけどなぁ……。妻の様子がおかしい、一変してしまった、そんなふうに思うお父さんは多いかもしれない。 そう、子どもが生まれてから、急に「夫への不機嫌」が高まるのは珍しいことでは無い。 妻の不
がんばる夫たち ~その育児は「妻」のため?~ 2013年11月25日09:30 カテゴリコラム Tweet 寒くなり始めた土曜日の午後、息子と公園に行った。 なんだか黒い、全体的に黒い……これはなんだ?と思ったら、父親と子どもの組み合わせが大多数を占めていた。大人の女性が極端に少ない。ほとんどいない。瞬間父親率、80%。 皆、淡々と小さな子どもに付き添っている。父親同士はあまり初対面で言葉を交わさない傾向にあるので、横の会話はない。ひたすら子―父、子―父、子―父……がそこにいる。「黒い」のは服装のせいだけではなく、その物静かなムードのせいもある。 砂場で一緒になった2歳児連れのお父さんに思わず、「今日は特にパパ率高いですね」と話しかけたら、「週末くらいしかできないですから」と静かに笑っていた。 ん?なんだか、ものすごく、まじめだ……。 世の中の「まじめな父たち」は、今、たぶん、けっこう「が
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