電話機能を持たないスタンドアロンのPDAは、このところすっかり影が薄くなってしまった。“ケータイ”以上、PC未満のデジタルデバイスであるPDAは、高機能化を続ける携帯電話と、Eee PCに代表される超小型PCのはざまで、ますますアイデンティティを発揮しづらくなりつつある。携帯電話とPDAが一体となったスマートフォンの分野は何とか気を吐いているものの、古典的なスタンドアロンPDAの市場は縮小を余儀なくされている。 そのような状況でも、昔ながらの古典的なPDAのユーザーはいる。かくいう筆者も、いまだにスタンドアロンのPDAを使い続けている。スマートフォンも試してはみたのだが、もうひとつシックリとせず、またPDAに戻ってしまった。 そんなユーザーに頼もしい存在が日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)だ。多くのベンダーがこの市場から撤退する中、今も製品の供給を続けている。もちろん、単に古い
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