これは議会制民主主義の中で或る程度は実現しているのではないか。特にねじれ国会になって以降、与野党協議を通じて是々非々で法案が修正され、廃案となるものもあった。確かに今の与野党における党内プロセスは決してバザールとまではいえない。もっと組織的に政策立案できるバザールはこれから整備されるべきだし、オープンソースの歴史が示唆的ではある。 誰でも「いいとこどり」はしているのだ。 なぜ政治にそれが出来ないのか。 (略) もう伽藍では持たない。 バザールだなければ、持たない。 私が選ぶのは、バザールだ。 Richard StallmanはエディタのEmacsや開発ツールのGcc、binutilsなどユーザーランドを整備し、最後にLinusがカーネルのピースを埋めた訳だが、そこにはUNIXという共通の文化があり、自由な環境を希求する技術者たちが環境を徐々に構築していった。 PC互換機がなければLinus