奥入瀬渓流で人気が高まっていた「コケテーブル」のコケが先月、何者かによってはがされた。この出来事を伝えた地元のボランティアガイドの会のブログは「炎上」してしまった。どういうことだろう? 木製の「コケテーブル」は、渓流の中間地点からやや十和田湖寄りの「白銀の流れ」近くの遊歩道にあり、全面がコケで覆われ、鮮やかな緑色となっている。 はがされたのは2台あるうちの1台で、9月21日に現地を案内中のガイドが発見。写真付きで「奥入瀬渓流内は(国立公園の)特別保護地区。信じられない光景に愕然(がくぜん)とした」などと書いたブログをアップした。 23日にこの話が報道されると、ブログにはアクセスが殺到。掲示板には「ショックだ」「残念だ」といった意見もあったが、「汚れたテーブルや椅子はきれいにして使うもの」「保全が必要ならあらかじめ看板を立てるべきだ」「人工物に生えたコケに美はない」などと批判的意見が多数書き