我々は高度資本主義社会に生きている。 高度資本主義社会にあっては格差は当然であり、それは必ずしも「悪」とされるものではない。 だから、格差の是正を訴えることで国の政策の誤りを正そう、とする戦略は一般人の心を揺り動かすものではないかもしれない。 我々は資本主義が正しいと思い込まされてきたし、共産主義、社会主義が失敗である、ということを目の当たりにさせられたように思わされている。 格差の是正を訴えたところで共産主義者呼ばわりされて冷笑されるのが高度資本主義社会なのである。 共産主義者というのは、実際の共産主義者たちがどう思おうがすでに一般的な認識においては愚か者というレッテル以上の意味を持っていないのだ。 資本主義者とレッテルを貼られても、まったく痛痒にならないのが資本主義社会なのである。 資本主義が勝利を収めた社会では資本主義の勝者の発言力が顕著に強くなる。 ユニクロやワタミや楽天やソフトバ
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