スマートフォンのゲームなどに過度に依存する「ゲーム障害」が、世界保健機関(WHO)の新たな疾病として追加された。厚生労働省研究班の2013年の推計では成人約421万人、中高生約52万人がゲームなどのネット依存の恐れがあるという。ゲーム障害とはどんな病気で、どう向き合えばいいのだろうか。 ⇒【画像】「朝起きられない」「食事をとらない」…ゲーム障害の患者に起きる問題 福岡県の男性(24)はスマホのゲームや動画に依存し、大学医学部を退学した。授業についていけなくなり、休んだ罪悪感から逃げるようにゲームや動画閲覧、SNSに没頭した。時間を忘れて熱中し、朝に起きられなくなる。ついに玄関から出られなくなった。留年して退学となった後、就職したが同じ状態に。「授業が分からない、というプレッシャーから解放されてスマホに逃げる理由はもうないのに、やめられなかった。ここで変わらなきゃまずい、と思いました」 親の