ユースケース駆動開発実践ガイド を読んでいます。現在、ロバストネス分析のところまで読み進めました。この本で目からウロコが落ちる体験をしています。以下、気付いた点です。 ユースケースってすごい いままでユースケース記述というのは「アクターと丸をつないだものに、他の資料(機能仕様書など)から見つけ出した説明をつけたもの」で「あまり役に立たないもの」と考えていたのですが、違いました。ICONIXプロセスでは次のことをすることで、ユースケースを設計の基本となる極めて重要な資料に仕立て上げています。 先に用語リスト(ドメインモデル)を作成し、そこに含まれる用語を使うことで曖昧さを排除する。 宣言的(例:ユーザーは検索できる)ではなく叙述的(例:ユーザーは検索ボタンをクリックする)に書く。 「事前条件」「アクター」「スコープ」「レベル」「成功時保障」などの項目を省略し、その分、モデリングに集中する。