11月24日に刊行される「知的生活の設計」の著者見本が届きました。奇しくも、「ライフハック大全」の発売からちょうど一年目です。 赤よりは薄くてピンクよりは濃い、いかにもめでたい朱色のカバーに、あの特徴的なフォントでカタカナが一つもない硬い題名が問いかけるように据えてあり、「設計」という文字だけが不思議な水色で、まるで浮き上がっているように表示されています。 「ライフハック大全」が過去10年のこのブログの集大成だったのに対して、本書は次の10年のためのマニフェストです。どのようにして渦巻く情報とつきあい、どのようにして自分の心を守り、どのようにして生きるのか。拙い私が、精一杯考えたすべてを、ここに注ぎ込みました。 積み上げた情報があなたを救う 本書では「長い目でみて」「結果的に」という言葉がたくさん登場するとともに、もう一つ、「積み上げ」という言葉が繰り返し使われています。 たとえ一冊の本で