はじめに 2.5日目につづき今回もPython版を作成したので解説していこうと思います。 ただし、アルゴリズムについてはC++版を参考にしてもらうことにして、ここではC++版とPython版での違いについて紹介していきます。 C++とPythonでのピクセルアクセス方法の違い C++ではOpenCVのクラスcv::Matに画像データを保持しますが、Pythonにはcv::Matは存在しません。 では何を使うのかというと、Pythonの数値計算ライブラリであるnumpyのndarrayを利用します。 numpyのデータ構造の一つであるndarrayはC++のcv::Matに比べてかなり柔軟な書き方ができます。 例えば今回の場合だと、文字のない範囲を塗りつぶす、という処理を行っているわけですが、C++版とPython版を比べてみましょう。 C++版 //文字のない範囲を3チャンネルの原画像に書