普天間基地代替施設への反対運動を一四年間続けている地元住民団体・ヘリ基地いらない二見以北一〇区の会は一七日、「元海兵隊員がホンネで語る」講演会を開催した。名護市二見以北一〇区は米海兵隊キャンプ・シュワブに隣接し、実弾演習の機関銃音が日常的に聞こえ、実戦さながらの装備を施した米軍車両が往き来する。基地のフェンス向こう側の素顔を知りたいと、日本人で初めて米海兵隊に入隊し、四年間勤務した高梨公利さんを迎え、八〇人余の住民と一問一答で話した。 広島市出身で被爆三世でもある高梨さんは、米国を見返してやりたい思いから、日本国籍のまま米国の永住権を取り二三歳で入隊したという。陸上自衛隊で二年間勤務したこともある彼は、日本の自衛隊と米海兵隊との違いを「アマとプロ」と表現した。「海兵隊の新兵訓練は、上官の命令に機械的に従う人間を作るもの。自分の意思を持つことは許されない」。 一九九五年、高梨さんはキャンプ・
新聞の電話取材で、またまた米軍基地のことを訊かれる。 グアムへの米軍基地の移転コストを日本政府が肩代わりしたり、「共同開発」名目で米軍の支出を予算的に「思いやったり」することについてどう思うかというお訊ねである。 しかたないんじゃないの、とお答えする。 「厭です」といって払わずに済むものなら、とっくにそうしているはずである。 「厭です」と言えない事情があるから、泣く泣く「みかじめ料」を出しているのである。 もちろん近代国家同士のあいだの話であるから、別に米軍が日本にドスをつきつけて「払わんと痛い目にあわせるど、こら」と凄んでいるわけではない。 「払わないと、そちらさまがとっても『たいへんな目』に遭われるのではないでしょうか。いや、われわれはまあよそさまのことですから、どうだっていいと言えばどうだっていいんですけど、まあそちらさまとも先代からの長いお付き合いですから、老婆心ながら・・・」と言
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く