サニーヘルスは国内第3位の規模となる出力26.2MWの大規模太陽光発電所を立ち上げる。ゴルフ場の跡地を利用するものの、造成費用は抑えたい。EPCを担当するJFEエンジニアリングが杭と一体になった架台を採用し、実現する。 健康食品や化粧品を扱うサニーヘルスは、太陽光発電システムにも注力している。2014年2月には、交流出力26.2MWという「サニーソーラー福島中央発電所」(福島県須賀川市狸森)の工事が始まった。2015年3月の完成を予定する(図1)。サニーヘルスによれば、2014年1月末時点で国内第3の規模に相当するという。 想定年間発電量は2600万kWhであり、一般家庭の8000世帯分に相当する。須賀川市の30%以上の世帯に電力を供給できる計算だ。固定価格買取制度(FIT)を利用して、全量を東北電力に売電する。 発電所を建設する土地は、福島空港ゴルフクラブの跡地であり、面積は約76万40
太陽光発電の潜在力は著しい 以下にエネルギーの種類ごとにFraunhofer ISEの結論を示す。図1では、太陽光発電のLCOEを黄色い縁取りがある斜線で示した。黄色い枠が上下に幅のある理由は、さまざまな発電条件が考えられるからだ。ドイツ国内で最もLCOEが低くなるのはドイツ南部に建設した大規模太陽光発電所だ。ドイツ南部は日照条件がよいため、全天候日射量が年間1200kWh/m2となる。条件が悪いのはドイツ北部に建設した屋根置き型の太陽光発電システムだ。全天候日射量は年間1000kWh/m2。 グラフの左下の隅を見ると、LCOEの値(0.08ユーロ/kWh)がコンバインドガスタービン発電と無煙炭の間にある。つまり2013年時点でも条件次第ではこれらを利用した発電所に太陽光発電が追い付くことも可能だ。条件の悪い一般家庭の屋根に設置した太陽光発電システムのLCOEは0.14ユーロ/kWh。これ
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