全国学力・学習状況調査、思考力や表現力を重視 全国の小学6年生と中学3年生を対象に22日実施された「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)。昨年に引き続き2回目となった今年も、約232万人が国語、算数・数学の2科目で「知識」(A)と「活用」(B)のそれぞれ2種類のテストに挑んだ。 昨年と比較すると、思考力や表現力を試すため、子供に理由を考えて書かせる問題が数多く出題され、専門家からは「こうした試験に対応するには、少人数教育などの授業改革がより一層求められている」との声があがっている。 理由考え、書かせる問題が増える 「活用」は、身近な生活に知識を生かす力を試すテスト。解答を選ばせる選択式は小学校の国語Bが12問中2問、算数Bでは13問中5問で、中学校でも国語Bが10問中6問、数学Bは15問中5問にとどまるなど、何らかの解答を考えて書かせる設問が多かった。 「昨年よりも書かせる量が全体的