全員参加型だった全国学力・学習状況調査(学力テスト)が、来年度から抽出調査に変更されることになった。 全国一斉の学力テスト実施に対しては、成績順位への過度の関心や序列化などの問題が指摘されていた。結果公表をめぐって、一部の知事と教育委員会の意見が対立するなど、ごたごたも絶えなかった。 見直しは当然といえる。文部科学省には混乱を繰り返さぬよう、抜本的な改善を求めたい。 学力テストは、全国の小学6年と中学3年を対象に2007年度に始まった。国語と算数・数学で、その知識と活用力を毎年調査してきた。 文科省は、3回行われた調査の結果についていずれも「都道府県別の平均正答率に大きなばらつきはなかった」と分析している。 過度な競争や序列化を防ぐためとして、都道府県教委に市町村別の結果を公表しないよう求めていたが、情報公開する事例も出ている。 成績結果に一喜一憂する傾向も見られ、学力水準の把握と分析とい
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