大阪・関西万博の会場のシンボル「大屋根リング」について、解体するとしていたこれまでの方針が一転、終了後も現地での保存や移設が検討されていることがわかりました。「無駄遣い」と指摘されていたリング。これが批判をかわすことにつながるのでしょうか。 開幕まで1年半を切るなか、14日から行われた大阪・関西万博の国際会議。万博への参加を表明している国や地域の関係者約500人が出席していて、15日は大阪府や市の担当者が建築許可申請などについて個別に相談を受けるブースが設けられました。 パビリオン建設の遅れなどが問題となるなかで、いま波紋を呼んでいるのが、万博のシンボルである「大屋根リング」です。 万博のメインエリアを取り囲むように造られるリングは、「多様でありながら、ひとつ」をコンセプトに、1周約2キロ、高さは12メートルから20メートルほどある世界最大級の木造建築として注目が集まっています。 建設費用