病気持ちで弱いはずの主人公が葛藤し自分の人生や生い立ちを俯瞰で考察しながらも最後は理解のある素敵な恋人と結ばれ幸せになるハッピーエンド。 弱い女性は男の性欲を満たせる、子供を産める、だから無条件(実際は体と引き換え)に差し伸べられた男による救い手。 現実は全て『女だから』得られた逃げ道。 それを男主人公の物語にそのまま当てはめてるから、なんか言いようのない矛盾というか違和感みたいなものが生まれてる。 『でも、そんな私にも理解ある素敵な彼女がいます』 そんな生ぬるいハッピーエンド、この手の男の人生にあるわけないのにね。