大阪府泉佐野市で交際相手の女性を数時間にわたって暴行し、死亡させた罪などに問われ懲役12年の実刑判決を言い渡された男の裁判の控訴審で、大阪高裁は15日、男の控訴を退け、一審と同じ懲役12年を言い渡しました。 亡くなった女性の母親は判決後、代理人を通じてコメントを寄せました。 「山中は嘘ばかりついていて反省は見られなかった。山中は繰り返し同じような被害者を作ってきたのだから、もっと刑は重くなって刑務所に長くいるべきで、これ以上被害者を作るべきではない。判決が出ても娘は帰ってきません。寝ても起きても娘のことが浮かんでしまいます。山中からするとたった12年の刑だけど、私にとっては一生続く苦しみです。」 ■「全部舐めまわせ」血をすすらせ 全身に162か所のあざや傷 山中元稀被告(22)は2023年5月、泉佐野市の自宅で交際していた女性(当時18)に対し、執拗に暴行を加えた末に死亡させた傷害致死の罪