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ブックマーク / www.hattorimichitaka.net (7)

  • ロシアの製油所に忍び寄るプラント停止の危機 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    ルクオイルは1月12日、ニジェゴロド製油所でプラントの事故があったことを発表した。事故はガソリンを生産する2基の接触分解装置のうちの1基で発生した。事故の原因は、外国から調達したしたコンプレッサー設備の故障であった。少なくとも春までの停止は避けられないと見られる。 ニジェゴロド製油所はロシアにおける最大級のガソリン生産基地の一つで、2023年には月平均41万tのガソリンを生産した。故障したキャットクラッカー・ユニットは2015年に試運転が開始された。プロジェクトへの投資額は当時10億ドル規模と見られた。 ロシア政府は、この事故に関連してガソリンの輸出禁止を検討したが、その後エネルギー省は、小売価格がインフレ以上に上昇する前提条件がないため、輸出を制限する必要はないと発表した。 輸入設備の使用に伴うリスクは、欧米の制裁導入後、ロシアの製油所にとって著しく増大した。2022年初頭の時点で、ロシ

    ロシアの製油所に忍び寄るプラント停止の危機 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    kaionji
    kaionji 2024/01/23
  • 550万tの積出に成功したウクライナ穀物輸出作戦 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    記事によると、8月に170万tが、9月に380万tが積み出され、これまでに計550万tの農産物(注:穀物およびひまわりの種がほとんどと思われる)の積出に成功した。 3つの港が活用されており、計241隻を港から送り出した。内訳は、チョルノモルシク(旧イリリウシク)港が111隻で210万t、オデーサ港が74隻で150万t、ピウデンヌィ(旧ユジネ)港が56隻で190万tとなっている。すでに235隻は目的港に着き荷卸しに着手している。 241隻の目的地別内訳は、113隻がアジア、95隻が欧州、33隻がアフリカ(うち17隻がエジプト)となっている。 とうもろこしの58%は欧州に向かい、小麦の70%はアフリカ、アジアに向かった。 ブログランキングに参加しています 1日1回クリックをお願いします

    550万tの積出に成功したウクライナ穀物輸出作戦 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    kaionji 2022/10/05
  • ロシアはあと2年は戦争を続けられる : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    我々としては「プーチン・ロシアはもうギブアップ寸前」と思いたいところだが、こちらの記事は、それとはだいぶ異なる様相を伝えている(政府系ではなく独立系のメディア)。以下、主要部分を抄訳しておく。 ロシアには、「特別軍事作戦」を継続する資金があるだろうか? 結論から言えば、ある。制裁を考慮しても、ロシアは社会保障を支出しつつ、軍事作戦を遂行するのに充分な資金がある。ある大銀行のアナリストは、資金は充分にあり、問題は国民がどれだけ忍耐するかだとコメントした。 米企業の石油・ガスアナリストの指摘によれば、ロシア経済にはまだ大きな余力があり、金融部門は有能な人材によって運営されている。問題は、資金というよりも、軍需産業など、部品が調達できるかという点にあるという。 ロシアの大手銀行のシニアアナリストは、次のような見通しを示す。ロシアの石油・ガスが即座に拒絶されることはないという基礎シナリオを仮定する

    ロシアはあと2年は戦争を続けられる : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
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    kaionji 2022/04/28
  • モルドバのことがとても心配だ : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    上掲地図はこちらから拝借。 今回の戦争が始まってから、しばしば問われたのは、「ロシアはどこまで侵略の範囲を広げるのか? ウクライナだけでなく、たとえばモルドバ、ジョージア、バルト三国にも触手を伸ばす可能性はあるのか?」という問題だった。 それに関し個人的には、プーチンがさらなる版図拡大を目論むにしても、最大で帝政ロシアの領域、もっと言えばソ連の領域に限定されるはずで、いずれにしても、ウクライナ・ベラルーシに向けている熱情に比べれば、モルドバやジョージアといった国に関しては熱量がだいぶ下がるはずだと考えていた。 しかし、ロシアには、Аппетит приходит во время еды.ということわざがある。そんなに欲がなくても、べ始めると、どんどん出てくるといった意味だ。私は当初、「モルドバまで手出しするようなことはあるまい」と思っていたのだが、正直言うと、だんだん不安になってきた

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    kaionji 2022/04/24
    ウクライナと挟撃すれば簡単に片がつきそうだけど
  • ロシアの戦車工場は稼働してるのか?問題 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    今日、ロシアで戦車を生産しているのは、スヴェルドロフスク州ニジニタギル市にあるウラルヴァゴンザヴォードと、その系列に入っているチェリャビンスク・トラクター工場だけと言われている。余談ながら、個人的に、ニジニタギルに調査出張に行った際に、街角からふと戦車だか装甲車両みたいのが表れて、ビックリしたことがある。たぶん、工場で作られた車両が、出荷されていくところだったのだろう。 そして、ウクライナ侵攻が始まってから話題となったのは、実はウラルヴァゴンザヴォードでは部品不足から戦車の生産ができなくなっているのではないかという問題だった。それに対し、3月22日付のこちらの記事は、同社の広報がそうした観測を否定し、平常どおり軍需品の生産を続けていると強調したということを伝えていた。 それに対し、今般4月15日付でウクライナ側のメディアに出たこちらの記事は、ウラルヴァゴンザヴォードの戦車生産はやはり停止し

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    kaionji 2022/04/17
    効いてるな
  • プーチン支持が上昇しているとの憂鬱な数字 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    こちらのページに、「世論基金」がロシアで実施した最新の全国世論調査結果が出ている。直近の調査は、プーチン政権がウクライナ侵略を開始した2月24日の後の25~27日に実施されたそうである。独立系の機関であるレヴァダ・センターよりは信頼性が劣り、数字を鵜呑みにはできないだろうが、ロシア世論の大まかな風向きを反映しているとは考えられるだろう。 それで、この調査によれば、プーチンの仕事振りを良いと評価するか、悪いと評価するかという設問の回答状況は、上図のように推移している。プーチンがウクライナ侵略を始めてから、肯定的な評価が71%に高まる結果となっている。 自称ドネツク、ルガンスク人民共和国の国家承認をロシアが行ったことについて、すでに知っていたか、それとも今回の調査で初耳かと尋ねたところ、知っていた63%、それらしきことを聞いた28%、初耳だ7%、分からない1%。

    プーチン支持が上昇しているとの憂鬱な数字 : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    kaionji
    kaionji 2022/03/03
  • ロシア国民が友好的・非友好的と見なす国は? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

    ロシアの世論調査機関「レヴァダ・センター」は、ロシア国民の諸外国に関する意識を定期的に調査しているようである。最新の当該調査は2016年5月20~23日に実施され、こちらにその結果概要が掲載されている。この中で、「貴方がロシアにとって最も近い国、友人、同盟国と思う国を5つ選んでください」という設問と、逆に、「貴方がロシアにとって最も非友好的、敵対的と思う国を5つ選んでください」という設問があるので(回答の選択肢を示した設問形式)、その回答状況をチェックしておくことにする。上のグラフで、紺色で示したのが友好的と思われている国、朱色で示したのが非友好的と思われている国である。基上位15ヵ国を抜粋してグラフ化した。 友好国のランキングでは、やはりロシアにとっての永遠の安全パイであるベラルーシがトップ。ウクライナは、ヤヌコーヴィチ体制下の2011年には21%で3番目に高かったこともあるが、現在は

    ロシア国民が友好的・非友好的と見なす国は? : ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ
    kaionji
    kaionji 2016/07/24
    日本のどっちつかずの政策がそのまま現れてて面白い
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