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ブックマーク / apeman.hatenablog.com (11)

  • 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その1 - Apeman’s diary

    一週間ほど前に、私のツイッターアカウントあてにネトウヨが「南京虐殺の証が有れば教えてくれる?」などとメンションを送ってきたので、定番の資料集リストを第一弾として提示したうえで「全部読み終わったらまた連絡ください。続きを教えます」と返答したところ、速攻で「転進」をはじめるというお決まりの結果となりました。ツイートをいくつか削除しているようですが、その削除されたツイートでは「この手の証言はずいぶん見てきたけど」「君の証と言うのは証言のみなのか?」だのと、ご丁寧に自らの無知を晒すハッタリをかましてくれていました。 これがまったく特別な事例でないことは当ブログの読者の方であればよくご存知だと思います。南京事件にせよ、旧日軍「慰安所」制度にせよ、ネトウヨはそもそもどれほどの「証拠」が積み重ねられているかすら知ろうとしませんので、「資料集」として編纂され刊行されている「証拠」を突きつけられただけでも

    「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その1 - Apeman’s diary
    kaionji
    kaionji 2013/05/01
    メタブクマが増える予感
  • 「原爆投下 活かされなかった極秘情報」と堀栄三の回想 - Apeman’s diary

    6日に放送されたNHKスペシャル「原爆投下 活かされなかった極秘情報」で紹介されていたことのかなりの部分は、番組中にも登場する堀栄三の回想記、『大営参謀の情報戦記 情報なき国家の悲劇』(文春文庫)でも語られている。B29が発する電文のコールサインを分析し、V600番台のコールサインをもつ小規模な部隊の出現を察知していたこと(254ページ)、特種情報部ではこの部隊のB29を「特殊任務機」と呼んでいたこと(256ページ)、8月6日にも特殊任務機からワシントンへの通信と硫黄島への無線電話をキャッチしていたこと(257ページ)、それに先立つニューメキシコでの核実験についても外国通信社の記事を把握していたこと(同所)、敗戦後に特種情報部が徹底した証拠隠滅を図ったこと(276ページ)などである。堀は「原爆投下を、たとえ半日でも前に情報的に見抜けなかったことは、情報部の完敗」であるとし「広島、長崎市民

    「原爆投下 活かされなかった極秘情報」と堀栄三の回想 - Apeman’s diary
    kaionji
    kaionji 2011/08/31
  • 「先の大戦」の反省はどこに行ったの? - Apeman’s diary

    毎日jp 2011年3月10日 「竹島問題:放棄要求に署名、土肥・政倫審会長辞任」 つい先日、「政府・軍が日側の観点のみを宣伝→メディアがそれに追随、煽りまくり→国民、「満蒙は日の生命線!」と吹き上がる→メディア、止められなくなる→軍も止められなくなる→太平洋戦争勃発」って感じの番組が某局で放送された時には、「メディアひでー」「国民ひでー」って言ってた人がいっぱいいたじゃないですか。70年前じゃなくてほんの10日ほど前のはなしなんですけど。 ま、上記の図式に付け加えるとしたら、政党もまた「誰が最も勇ましいことを言うか」レースに乗りまくったわけです。でもって、異論を唱える人間を「非国民」だの「弱腰」だのと国を挙げて Disりまくった結果があの大敗北。 もちろん、白黒がはっきりとつくような問題については、間違った認識を持つ議員が批判されるのも当然でしょうし、また基的な理念の問題であれば与

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    kaionji
    kaionji 2011/03/10
  • 「なぜ助けたのか?」という問い - Apeman’s diary

    先月末に放映されたETV特集「シンドラーとユダヤ人〜ホロコーストの時代とその後〜」に登場する生存者の一人は、「なぜシンドラーはユダヤ人を助けたと思いますか?」という質問に対し、私はそんなことは尋ねるなと言うことにしている、「なぜ?」と問われると不快になる、という印象深い答えを返していた*1。その意味するところを彼自身が明示的に語っているわけではないのだが、次のような解釈が頭に浮かんだ。 あの時代においてユダヤ人を助けることは、彼らを見捨てたりあるいは積極的に殺害に加担することに比べれば遥かに困難なことであったから、「なぜ助けたのか?」という問いが出てくるのは当然のことに思える。だがその問いは、来問われるべき「なぜ助けなかったのか?」という問いを背景に退けてしまいかねない。彼らが助けられることに理由など必要なかったはずであるにもかかわらず。 *1:このやり取りは、上記番組の短縮版である「ホ

    「なぜ助けたのか?」という問い - Apeman’s diary
  • 「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary

    昨年の総選挙前に、地元の候補者への「尊敬する人物」というアンケートへの回答をブログのネタにしたことがあったが、そのときにも複数の票を集めていた坂龍馬。その龍馬人気について10月5日の朝日新聞(大阪社)朝刊オピニオン欄で野田正彰氏が「龍馬にしがみつくのは成熟拒否の表れ」「軍国主義に利用された過去も。勝手な使い方はもうやめよ」などと批判的なコメントを。 ――坂龍馬はなぜ、こんなに人気があるんでしょうか。 「龍馬とは青春像そのものです。30代前半で暗殺されてしまって、中年以降がない。もし龍馬が明治維新以降も生きていたら、時代を切り開く若々しいイメージを投影することは難しかったと思います。(後略)」 ――いつまでも龍馬のように若々しくいたい。それはいいことなのでは? 「いえ、成熟拒否です。来、人は年齢を重ねるとそれなりに成熟していかないといけない。なのに青春像にしがみつくのは、申し訳ないで

    「龍馬人気」に疑問 - Apeman’s diary
  • どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary

    朝日新聞(大阪社)夕刊の連載「ニッポン 人・脈・記」が昨日(15日)から「お殿様はいま」といういやらしい章にはいっているのだが、そこに次のようなエピソードが記されている。会津松平家の第13代当主、松平保定(もりさだ)氏(83)が職場を定年退職後、「人柄を見込まれ」て「靖国神社の宮司に」という打診があった。辞退したが重ねての要請。3ヶ月考えて最終的に断った。 「薩長がまつられ、賊軍とされた会津の戦死者がまつられていないのに、会津人としてお受けするわけにはまいりません」 ちなみにA級戦犯の合祀に踏み切った松平永芳宮司は越前松平家の末裔。一方の当事者の証言の断片的な引用を鵜呑みにするわけにはいかないけれども、もし当であればどのような意図で打診したのか、非常に興味深い。かつての「賊軍」を「英霊」として統合しようという野心的な目論見があったのか、それとも単に無神経だったのか・・・。 追記:記事が

    どんな顔で頼みに行ったのだろうか - Apeman’s diary
  • イスラエル軍の "shoot first" ポリシー - Apeman’s diary

    イスラエル軍の“戦争”の実態を証言しているイスラエル軍退役将兵の団体、「沈黙を破る」(→参考)が昨年末〜今年初めにかけてのガザ地区への攻撃について報告を発表したとのこと。 AFPBBNews 2009年07月16日 「ガザ参戦のイスラエル兵が証言、「まず撃て」「民間人を盾に」と軍が指示」 (・・・) 報告書によると、証言は匿名の兵士30人ほどから集められたもの。その結果、ガザ地区における大規模な破壊は、「イスラエル国防軍(Israel Defence Forces、IDF)の方針の直接的な結果」であることが明らかになったとしている。 1人の兵士は、「建物に接近するときには、いつも近所の人間を先に送り込んだ」と述べ、イスラエル兵たちがパレスチナ民間人を「人間の盾」として使用するのが常態化していたことを証言した。 別の兵士は、上官から「民間人の肩に銃身を置き、その体を盾にして家の中に入っていっ

    イスラエル軍の "shoot first" ポリシー - Apeman’s diary
    kaionji
    kaionji 2009/07/23
    今さら驚きはしない証言だな。イスラエルらしいというか。
  • 『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary

    デーヴ・グロスマン&ローレン・W・クリステンセン、『「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム』、二見書房 エントリタイトルに「(その1)」とあるのは書が2分冊ということではなく、全4部中の2部を読んだ段階でのエントリだから。 当ブログでもしばしば言及している『戦争における「人殺し」の心理学』(ちくま学芸文庫)の著者グロスマンと、警察による武力行使についての研究家であるクリステンセンの共著。最初の2部では戦闘(書では軍隊だけでなく警察が関わる銃撃戦なども含む)の際にみられる生理学的変化(脈拍の上昇、アドレナリンの分泌、失禁などなど)および知覚の歪み(視野の狭窄、微細運動能力の喪失、選択的聴覚抑制/音の強化、時間延長、記憶の歪み等々)が豊富な実例とともに解説されている。 著者らが行なっている問題提起として興味深く、また裁判員制度の導入が決まっている日で真剣に受けとめられるべきだと思

    『「戦争」の心理学』(その1) - Apeman’s diary
  • ホロコーストの一断面 - Apeman’s diary

    すべての人間がホロコースト研究に関心をもつなどというのはむしろ異常なことであって、多くの人が通り一遍のことしか知らないのは当然と言えば当然である。それにしても、強制収容所における犠牲者がユダヤ人に限られるわけではなくロマ人、同性愛者、障害者、ソ連軍の捕虜、ポーランド人もまた多数殺害されたことはそれなりに知られており、それゆえホロコーストを「ユダヤ人が嫌いだから殺しました」で片付けるわけにはいかない……ということはある程度広く了解されていると思っていたのだが(それこそ、ウィキペディアにも書いてあること)、必ずしもそうではないようである。ということで、D_Amonさんのエントリ、「歴史の教訓とすべき人類史の悲劇が大袈裟な罵倒と解釈されてしまう件」への補足として。主に1940年におけるユダヤ人およびポーランド人の追放政策に関する、ゲッツ・アリーの記述(『最終解決 民族移動とヨーロッパのユダヤ人殺

    ホロコーストの一断面 - Apeman’s diary
  • NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Apeman’s diary

    通常の倍近い55分枠での放送でしたが、あっという間に観終わったという感覚でした。小野賢二さんの調査に焦点をあわせた結果として、山田支隊による虐殺だけをもっぱらとりあげたかたちになっていましたが、一番最後のところで山田支隊の一部が第16師団の歩兵第33連隊(三重)または第38連隊(奈良)のいずれかを手伝うかたちで関わったもう一度の虐殺があったのではないか、という小野さんの仮説が紹介されている点が興味深かったです。そこで紹介されている加藤日記は『南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち』には収録されていない、それ以降に発掘されたものです(この一文、追記)。なお歩兵第33、38連隊はいずれも佐々木到一少将を旅団長とする歩兵第30旅団に属していますが、これまでに収集されている資料からは両連隊の当該時期の行動はよくわからない、というのが実情のようです。 なお、CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24

    NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」 - Apeman’s diary
  • Apes! Not Monkeys! はてな別館 - 箸にも棒にもかからぬ愚論、「受諾したのは判決だけ」

    あちこちでコピペされているのが「小林よしのり氏が「ゴー宣・暫」の中でネット保守との共闘を求める」というネタ。それが当かどうかなんてどうでもいいのだが、ともかくそのネタによれば「今後、講和条約第11条の件でデマを流している知識人がいたらただちにネットで攻撃してくれ」とされているんだとか*1。「講和条約第11条の件でデマ」というのはもちろん、「日はサンフランシスコ講和条約第11条によって、連合国による軍事裁判を受けいれた」という主張を指すわけである。 それにしてもあれだね。「裁判全体を受け入れた」という主張に賛成しないのは勝手だけど、日政府がとっている立場と同じことを言ったら「デマ」呼ばわりとはね(笑) このネタに早速反応しているのが野良氏。 野良 『「第11条を受諾したんだから、東京裁判の趣旨と判決理由も全て受け入れたんだ」という主張をしているブログは時々みかけますね〜。 小林よし

    Apes! Not Monkeys! はてな別館 - 箸にも棒にもかからぬ愚論、「受諾したのは判決だけ」
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