阿久根市議会の市長派4議員が議場内に立てこもるなどした問題は、15日の懲罰特別委員会で2議員を除名、残る2議員を出席停止(5日間)とする厳しい処分が決まり、18日の本会議で正式に決定する見込みとなった。除名が確定すれば失職する議員は処分に不満の声を上げ、同僚議員の資格を自らの手で奪うことになる反市長派議員からも複雑な思いが聞かれた。 ■特別委の審議 特別委は、「議場入り口ドアの施錠」「議長の議長席着席の阻止」などの行動について、4議員を6段階で評価。さらに「積極的な関与」と「暴力性」の2点を重視して懲罰を判断した。 除名処分の山田勝、牟田学の両議員は、立てこもりに積極的にかかわり、浜之上大成議長を背後から突き飛ばすなどしたことから「積極性や暴力性があった」と認定。特に議長を突き飛ばしたことに「言語道断」と厳しい指摘が相次いだ。 最終的に、議長席を占拠した議員を除名した2002年の横浜市議会