乱獲による減少が続く太平洋クロマグロの資源管理について話し合う国際会議で、資源が枯渇するおそれがある場合には禁漁も含めた厳しい漁獲制限を緊急に行うルールを来年までにまとめることで各国が合意しました。マグロの資源管理が一段と強化される道筋がつくことになります。 会議では、成長して大人になった成魚の資源量を2024年までに現在の倍近い4万3000トンに増やす目標を打ち出し、ことしから重さ30キロ未満の幼魚の漁獲量を厳しく制限しています。ことしの会議では、アメリカがさらに厳しい措置を求めて2030年までにおよそ12万トンに成魚の資源量を増やすべきだと提案しましたが、日本が現実的な目標ではないと反対し、提案は取り下げられました。 一方、日本は、幼魚が著しく減って資源が枯渇するおそれがある場合には禁漁も含めた厳しい漁獲制限を緊急に行うルールを来年までにまとめることを提案し、各国が合意しました。 会議