日本自転車競技連盟(JCF)の公式サプリに世界反ドーピング機関(WADA)が指定する禁止物質が含有していた問題で、元有力選手が21日、スポーツ報知の取材に応じ、怒りの声を上げた。また、JCFと公式スポンサー契約を結ぶ健康補助食品販売会社「梅丹(めいたん)本舗」の松本喜久一社長(53)がこの日、大阪府摂津市の同社で会見。ドーピング検査でリオデジャネイロ五輪代表への影響次第では「腹の切り方を考えなければ」と悲壮な表情を見せた。 【写真】ボルジオンが検出された古式梅肉エキスとトップコンディション 運動能力を高める“禁断の技”として使われるドーピング。連盟が契約する公式サプリに、禁止物質に指定されるたんぱく同化ステロイドの一種が含まれるという想定外の事態に、元有力選手は「記者会見して発表するなど、自主的な対応が取れなかったのか」と連盟の初動の遅れに疑問を呈した。 元選手は、現役時代から同社のサ