何度も日本ゴール前でフリーになり、4つものゴールを積み重ねたネイマール。わかっていても対応できない、というのが世界の高さなのだろうか。 ネイマール、ネイマール、ネイマール、ネイマール。 真新しいシンガポールのナショナルスタジアムは揺れに揺れた。カナリアのエースがゴールを重ねるたびに、スタンドのボルテージは上がっていった。 取りも取ったり4ゴール。流動的なポジショニングから、アギーレジャパンの守備網をあざ笑うかのようにかいくぐっていく。指揮官のドゥンガは「友達とサッカーを楽しむようにプレーしていた」とそのパフォーマンスを手放しで称えた。 完全にネイマールの引き立て役となってしまった日本は、負の連鎖を食い止めることができなかった。90分間という経過のなかで、ゆるやかに、そして確実に切り崩された。 0-4という現実。 3年連続の対戦をスコアで振り返るなら'12年10月が0-4、昨年6月のコンフェ
![ブラジルに喫した3年連続の大敗。変わらぬ「結果」と、異なる「印象」。 (二宮寿朗)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0dbbff67fb5110048f3f906ab8049687a62db01/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F5%2F-%2Fimg_a59a394154298e64dbe3d2a8aee8fa88479963.jpg)