この時代に生まれたサッカー選手らしからず、全てのSNSの類をやっていない。 記者の質問にも深く答えることは少ない。誰かとつるんで無茶をするわけでもない。同世代の煌びやかなインスタグラムの投稿をしり目に、携帯を見つめて1人、将棋のアプリをやり続ける。 ストイックな変わり者。それが2017シーズン、Jリーグベストイレブンに選ばれた、柏レイソルの中村航輔だ。 そんな中村はオフを迎えると、真っ先に連絡をとる選手がいる。川崎フロンターレの大島僚太である。 所属クラブは異なるが、リオ五輪をともに戦い、時にA代表でも顔を合わせるようになった。中村と2つ上の無口な先輩は、以前からやけに馬が合う。今オフのこと、いつものように2人でいる際、ふとこんなことを言われた。 「ゴールキーパーのベストイレブンはさ、意味的にはベストワンだよね。日本で一番上手かったってことだから、責任があるよ」 いつも同じような会話で、何
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