Project Looking GlassはJavaで開発された3Dデスクトップ環境だ。ウインドウを半透明にしたり,立体的に表示したりできる。奥行きを持たせたアプリケーションの開発も可能だ。対応アプリケーションも多数搭載している。 Windows Vistaの登場時に話題となったのが「Aero」(エアロ)というデスクトップである。Aeroではデスクトップ上で,透過や3次元を用いたウインドウ表示を実現できる。例えば,ウインドウを半透明にする,開いているウインドウを紙をめくるようにパラパラと切り替える,といったことが可能だ。 Linuxでも,Aeroのようなデスクトップ環境を実現できる。2006年には,いわゆる3Dデスクトップを実現するウインドウ・マネージャである「Compiz」や「Beryl(関連記事)」が登場した。いずれも,ウインドウを半透明にしたり,デスクトップ画面を箱のように回転させて