関西電力の筆頭株主である大阪市の橋下徹市長は26日午前、市役所で記者団に対し、株主総会を同日開催した同社について「昨年の総会で『原発依存率を下げないと破綻する』と指摘したが、何も変わっていない」と批判。その上で「株主の意見を無視して『経営が苦しい』というのは言語道断。他の企業なら経営陣は総入れ替えだ」と語気を強めた。京都や神戸は今年も出席…「僕は昨年、方向を示した」 橋下市長は原発に依存する同社の経営姿勢などを問題視し昨年6月の総会に出席したが、今回は欠席し代理人にまかせた。出席の見送り理由について「昨年に(改革の)方向性は示したので、あとは組織対応でいいと思う。何でもかんでも僕がやるわけにはいかない」と述べた。 市は昨年提出した10項目に、経営陣に安全性を徹底追求する社内風土作りを求める項目を加えた11項目の提案書を提出している。【株主総会ライブ】「関電は病んだ社員を生む職場なのか」停電