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津波が押し寄せた際、防潮堤を貫く通路を波の力と浮力で自動的にふさぐ「フラップゲート式陸閘（りくこう）」の見学会が25日、宮城県気仙沼市唐桑町の石浜漁港であった。水をためて実際に開閉させる大がかりなもので、住民からは驚きの声が上がっていた。 ゲートは幅6メートル、高さ4・5メートル、重さ6トンの金属製。漁港の防潮堤（高さ11・3メートル）の通路に設置され、普段は地面に埋め込む形になっている。この日は、海側から水を流し始めるとゲートが徐々に立ち上がり、20分ほどかけて閉鎖完了。水を抜き始めると再び下がり、元の位置に戻った。 近所に住む塚本成子さん（71）は「水の力で立ち上がるなんてすごい。ただ、安心はしない。やっぱり逃げる。『絶対安全』はないと震災で痛感したからね」。 市によると、停電でも潮位が上がれば作動するという。東日本大震災では水門や陸閘を閉めに行った消防団員らが多数犠牲になったが、同じ

磨くとオレンジや黄色、紫色の貝殻が現れるヒオウギ貝は、口を開ける様子から「アッパッパ貝」とも呼ばれます。南伊勢町の名産であるこの貝を全国に広めようと、浜地三保子さん（７０）と夫の武さん（７４）＝同町村山＝は二人三脚で奔走してきました。　（阿部竹虎） 外見はたこ焼き風。タコの代わりに入っているヒオウギ貝の貝柱には、ホタテのような弾力があり、一口で磯の香りが広がる。マヨネーズや一味唐辛子、からしとの相性も抜群だ。貝を身近に感じてもらおうと開発したこの食べ物は「アッパ丸」と名付け、二〇一九年夏に開業した飲食店舗「アッパッパ屋はなれ」（同町五ケ所浦）の定番商品となっている。 ヒオウギ貝はかつて町内の真珠養殖業者がいかだにつるして飼育し、地域限定的に流通していたという。なじみのあった三保子さんが「このおいしい貝を全国に広め、皆に食べてほしい」と思い立ち、一〇年に「アッパッパ屋」の名前で創業。三保子さ

県漁連は26日、相馬市磯部沖14キロで同日捕れたクロソイから、国の基準（1キロ当たり100ベクレル）を超える同1400ベクレルの放射性セシウムを検出し、出荷を自粛したと発表した。この日捕れたクロソイは全て回収し、市場には流通していない。 県漁連によると、クロソイから検出された放射性物質の数値として…

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