かつては「銀ムツ」の名前で流通し、庶民的な値段で出回っていたメロ。が、年間輸入量は2012年の2382トンから、昨年はわずか207トンと10分の1未満に急減した。輸入量が減少しているのはメロだけではない。日本人になじみの深いマグロやサケ・マスも減っている。それにつれて価格も上昇。日本人はお手ごろ価格で魚を求めにくくなっているのだ。いったい何が起きているのだろうか。 まずメロの状況を見ていこう。メロは南極近辺の寒い深海(水深1200-1800メートル)に棲む。寿命は40~50年で、大きいものは体長150センチを超え、体重100キロ超になる。白身で脂の乗りが良く、焼いても煮てもおいしい魚である。 こんな魚をアジアの隣人が黙って見逃すはずがない。中国は所得水準、生活水準が上がっていく中で、メロ買いの強力なライバルとなった。そこへ香港、アメリカも加わってくる。取引値はあっというまに暴騰。違法漁業も
先月30日、かっぱ寿司を運営する、カッパ・クリエイトの田邊公己社長らが、不正競争防止法違反の容疑で、警視庁に逮捕された。田邊容疑者は、以前ライバル店「はま寿司」の親会社であるゼンショーホールディングスに勤め、はま寿司自体の取締役も務めていた。その後、カッパ社の顧問となった(2021年7月に社長就任)が、その前後に、古巣の営業秘密を不正に持ち出したのでは、との疑いが持たれている。 東京地検は10月2日、田邊容疑者らとカッパ社を書類送検。3日に山角豪取締役が、新たに代表取締役になると発表された。なお山角氏は、カッパ社と同じコロワイド系列で、回転寿司やステーキ店「アトム」の代表取締役でもある。 と、ここまでは、ごく真面目な経済記事だが、SNSに目を向けると、ちょっぴり様相が異なる一面があった。 かっぱ寿司に、捜査が入る——と聞いて、ついに「あの秘密」が明かされるのかと、話題になっていたのだ。 と
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回転ずしの誕生は昭和三十年代。人気定着は、従来のすし店に人々が抱いていた「コワさ」が後押しした面があると、業界事情に詳しい渡辺米英氏が著書『回転寿司の経済学』で指摘する ▼お品書きに「時価」と記し、価格を示さぬ店がある。漁の状況で仕入れ値は変わるためやむなき面もあり、実際には良心的な値段の店も多いが、庶民は会計が怖い ▼「醤油(しょうゆ)はシャリでなく、すしダネにつける」「大声でしゃべらない」といった作法もあるとされ、子連れでは入りにくい店も。回転ずしは多店舗化による規模拡大や機械化などで低価格と明朗会計を実現し、入りやすくした ▼回転ずし大手「かっぱ寿司」の運営会社社長が先週、ライバル社の「はま寿司」の営業秘密を不正に取得したなどとして逮捕された。社長辞任が発表されたが、以前ははま寿司の親会社にいた人。食材の仕入れ値などの営業秘密を入手してから、会社を移ったと伝わる ▼競争の激しい業界は
漁師のなかでも高収入といわれているのが遠洋マグロ漁船の乗組員です。漁師は1年のほとんどの時間を海上で過ごすことになるため、慣れないうちは大変だといわれています。 しかし、水揚げ量が増えれば年収もその分アップするため、やりがいのある魅力的な職業であるといえるでしょう。ただ、マグロ漁船の正確な年収についてはよく分からない人も多いようです。 そこで、今回はマグロ漁船の年収に注目しました。 【画像】船の生活で若くして貯金が1000万円以上になる場合も マグロ漁船の乗組員にはレベルがあるマグロ漁船の船員は、経験や資格の有無でレベルアップしていきます。こちらでは、遠洋マグロはえ縄漁船の乗組員について見てみましょう。 ■最初は新人乗組員である「員級B」に マグロ漁船の乗組員として入ったばかりの頃は「員級B」というクラスになります。いわゆる新人乗組員であり、年収は約360~410万円以上です。収入自体は水
「ナルトビエイ」と呼ばれるエイの目撃が、神戸市兵庫区の兵庫運河で相次いでいる。かつては汚染されていた水質が、何十年もかけて改善。アサリやカキが育つようになったと喜んでいたところ、貝類を食い荒らすエイが、えさを求めて舞い込んできた。エイは長い尾の付け根には毒針を持つといい、地元の漁協は警戒を強めている。 1メートル以上のヒレをぐわんと動かすと、のびやかに直線を進んでいく-。9月下旬の日中、兵庫運河の遊歩道で2時間ほど水面を眺めていると、14匹のエイが確認できた。早朝と夕方の活動時間帯であれば、さらに多くのエイが泳いでいるという。 「生き物がやって来るのは水質がよくなった証拠だから、うれしいのが一番。でも、せっかく育った貝たちを食べられるのは…」。複雑な思いを話すのは、兵庫漁業協同組合の糸谷末二郎組合長(73)。組合長は1枚の写真を見せてくれた。エイが、水中で自生するカキをくわえる姿だ。丈夫な
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