東日本大震災からまもなく12年。「忘れない 3・11 あれから12年」と題し、震災と向き合った人びとの現在、過去、未来をリポートする。 ◇ ◇ ◇ 東日本大震災の直後、孤立した宮城県気仙沼市の離島・大島で唯一の島民の足として奮闘した小型連絡船「ひまわり」。震災遺構として、後世に残したいと願う島民らの活動が岐路に立っている。 「臨時船『ひまわり』を保存する会」は船長だった菅原進さん(80)らを中心に17年12月に設立。20年8月には島の高台にある菅原さんの自宅敷地内に船を移設した。ひまわりを展示する「保存館」を設立するためのクラウドファンディングで集まった約60万円でトイレなどを整備。だが、そこで資金は底を尽いた。菅原さんは「屋根を早く作りたいけれどできない。でも船はプラスチックでできているから、当分は屋根がなくても大丈夫です」と説明する。 「ひまわり」の活躍は英BBCや米CNNなど海外
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