斎藤忠久の「財務で読む気になる数字」とは? グロービス・マネジメント・スクールそしてグロービス経営大学院で教鞭を執る、斎藤忠久氏による新連載。ファイナンスの観点から話題になったニュースを独自の視点で読み解くコラム。 ※本記事は、GLOBIS.JPにおいて、2009年3月27日に掲載されたものです。斎藤氏の最新の記事はGLOBIS.JPで読むことができます。 2008年に日本企業がかかわったM&A(合併と買収)の総額は12兆4200億円と、2007年の12兆4100億円を上回った。そのうち、海外企業に対して買収・出資した金額は、前年比2.7倍の7兆4600億円と、全体の6割を占めるに至った。大型の買収案件としては、三菱UFJフィナンシャル・グループによる米モルガン・スタンレー社への資本参加(9480億円)、武田薬品工業による米ミレニアム・ファーマシューティカルズ社の買収(8998億円)、第一
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