人手不足が深刻な介護職員の待遇を改善しようと、厚生労働省は現場のリーダー役を担うベテランの職員について給与を月額8万円以上引き上げる方針です。 厚生労働省は、その具体的な内容について検討を進め、経験や技能があり現場のリーダー役を担うベテランの職員について給与を月額8万円以上引き上げる方針です。 介護事業所ごとに少なくとも1人が対象となり、勤続年数が10年以上で介護福祉士の資格を持っていることが条件だということです。 厚生労働省によりますと、介護職員の給与は月額の平均でおよそ27万円と、ほかの産業と比べると9万円ほど低いということで、今回の引き上げはこの差を埋めるねらいがあります。 財源として消費税の増収分と介護保険の保険料の合わせて2000億円を当てることにしていて、来年10月の消費税の引き上げに併せて行うことにしています。