「保守言論が劣化している」という議論が保守派内部から出ている。特に沖縄の「集団自決」をめぐる教科書記述問題に端を発し、在沖縄米軍兵士の少女「暴行事件」での沖縄バッシングとそれへの保守派の反発に顕著である。 kechack氏はそれを世代間の差異に求めている(「保守言論の劣化と内部糾弾 - Munchener Brucke」)。kechack氏の定義する「古い保守」は冷戦構造を引きずっており、何が何でも在日米軍をかばうという。小林よしのり氏がいう「ポチ保守」に当たるのだろう。冷戦構造が終わった後に保守思想に影響を受けた「若い保守」は冷戦構造に束縛されておらず、在日米軍の犯罪に反発し、左派と共闘することに躊躇がない、という。「古い保守」は劣化したというよりも賞味期限が切れたのであり、「ただ彼らは世の中が右傾化していることを過信して、自らの言説の賞味期限切れに気づかずに腐った飯を出し続けている」と