首都圏の主要駅と成田空港間でJR東日本が運行する成田エクスプレスの新型車両が8日、神奈川県鎌倉市の鎌倉車両センターで公開された。今秋から使用を始める。 新型車は従来と同じ白や黒、赤色を使い、先頭同士を連結したときに乗客が行き来できるよう運転席を2階に上げた。フライト情報などを映す液晶モニターを1両に14台設置。座席下の暖房機器を取り除き、荷物が置けるよう広くした。 荷物置き場には防犯カメラや盗難防止用の鍵を付け、デッキにもカメラを設置するなどセキュリティー面を向上。在来線としては初めて、車体の揺れを吸収する装置を付けるなど乗り心地もよくなった。 平成3年3月の成田空港駅開業に合わせて運行開始して以来、新型車の導入は初めて。132両を計約250億円をかけて製造し、来年6月までに、従来型とすべて交換する。
幅の異なる線路をつないだ「可変装置」の上を走行する「フリーゲージトレイン」の試験車両=山口県下関市の山陽新幹線・新下関基地 線路幅に応じて左右の車輪幅を変え、新幹線と在来線の直通運転を可能にする「フリーゲージトレイン」(軌間可変電車)の軌間変換試験が29日、山口県下関市の山陽新幹線・新下関基地で報道陣に公開された。 鉄道建設・運輸施設整備支援機構などが平成6年から研究を進め、現在の試験車両は2代目。JR在来線の軌道を使った試験を終え、23日からは「軌間変換装置」を取り付けた専用線での走行試験を続けている。 公開された試験では、新幹線の軌間に当たる1435ミリ幅のレールと、JR在来線の1067ミリ幅のレールをつないだ変換装置の上を試験車両が時速10キロ以下で走行。車軸のロックが自動的に外れて線路幅に合わせて車輪が動き、幅の異なる線路を止まることなく走り抜けた。 6月上旬からは新幹線軌道での試
◆JR、新幹線西九州ルート導入予定 車輪の間隔を変えることで、線路の幅が違う新幹線と在来線の双方を走ることができるフリーゲージトレイン=写真=の軌間変換試験が4月29日、下関市のJR西日本山陽新幹線新下関基地で初めて報道関係者に公開された。フリーゲージトレインは九州新幹線西九州ルートで導入が予定されている。 ◆レール幅の違い「吸収」 試験は同基地内に設けられた新幹線の線路(幅1435ミリ)と在来線の線路(幅1067ミリ)の二つの規格のレールが敷設された装置付近の線路を使って行われた。車両が時速5〜7キロのゆっくりとしたスピードで装置部分に達すると、台車に据えつけられた車輪の間隔を広げたり狭めたりする装置が作動し、装置部分を通過した。 フリーゲージトレインは、日本では94年から研究が始まり、昨年1月から2次試験車両がJR日豊線で本格的に在来線走行の試験を続けてきた。今年7月か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く